
日産の商用EV「e-NV200」が販売開始された。
基本的にLEAFのパワートレインをそのまま流用だが、細部に細かい改良が加えられている。
最も最たるものは電池パックを空冷するシステムを搭載だろう
電池パックを空冷するシステム詳細
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/CAR/20140611/357826/
ここで面白いのは、商用車は、短時間で充電するニーズが高いと判断して空冷システムを設置した。
電池を急速充電すると30分程度で充電できるが、電池には負荷がかかり、
温度が上昇する。温度が上昇すると電池の性能の低下が早くなる。
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とある。
ではLEAFはどうなのか。逆によみかえれば
リーフは、短時間で充電するニーズが低いと判断して空冷システムを搭載しなかった。
電池を急速充電すると30分程度で充電できるが、電池には負荷がかかり、
温度が上昇する。温度が上昇すると電池の性能の低下が早くなる。
リーフは、空冷システムが手抜きされているので、電池の性能の低下が早くなる。
となってしまう。
ココで読み取れるのは、”温度が上昇すると電池の性能の低下”という日産公式の見解だ。
つまり、涼しいところで充電するなり、温度をあげなければ、大丈夫ということにもなる。
e-NV200の航続距離関しては、LEAFより若干悪くなるようだ。
ファイナルギアがローギアードになり、最高時速も 140km/H から 120km/Hとなるほか
ボディも重くなり空気抵抗も増している。
さすがに、同じとはならず、 LEAFがカタログ 220KMのところ170KM というので20%落ちというところ。
となると、LEAFで 100km前後でバッテリーを充電しているような感覚だと 70KM前後でバッテリーを充電することになる。
若干こころもとない数字だが、商業用にはこれでよいと踏んだのだろうか・・
気になる価格は以下の通り。
初の商用EV、スペインのバルセロナ工場で生産されて日本に輸入される。
販売は2014年10月開始予定だ。
モデル | グレード | 乗車定員 | 原動機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
バン | VX | ルートバン | EM57 | 2WD(FF) | 3,880,440円 |
2人 | 3,880,440円 | ||||
5人 | 3,991,680円 | ||||
GX | ルートバン | 3,978,720円 | |||
2人 | 3,978,720円 | ||||
5人 | 4,078,080円 | ||||
ワゴン | G | 5人 | 4,624,560円 | ||
7人 | 4,786,560円 |