
リーフの前期型のヒーターと後期型のヒータの違いを調べました。
前期型と後期型ではヒーターの方式が違い、まったくもって温まり方に違いがあります。
(LEAF リーフ前期型と後期型の違いのwebはこちら)
日産リーフ 前期と後期の違い LEAF前期型と後期型の決定的な違いを比較
http://fclsw.com/archives/451
後期型のSとそれ以外のXとGにも違いがあるので見てみましょう。
前期は 温水式 4kw 寒冷地仕様は5kw
後期は グレードSに空気加熱式 5kw
グレードXとG に空気加熱式 4kw これにヒートポンプ
寒冷地仕様はヒートポンプなし 5kw
となっています。後期型はヒートポンプも採用していますが、5度以下では作動しなので、デッドウェイトとなっています。この冬はじめて、後期型は冬を迎えましたが、やはり温まり方に問題を抱えているようです。
一番温かいのは、寒冷地仕様の 空気加熱式 5kw です。
つまり グレードSと 寒冷地仕様のX・Gがもっとも温かいです。
リーフの暖房は電気で発熱するPTC素子(半導体)が使われているのはご存知かと思います。
・PTCヒーターとは?
PTCヒーターとは、スイッチを入れた後、電流が流れて温度が上がると次第に電気が流れにくくなる特性を持つ素子です。一度温まると無駄な電力を消費しない現時点でもっともEVには効果的な素子となっています。
PTCヒーターには水を加熱し温水で空気を暖める「温水式」と空気を直接暖める「空気加熱式」があります。
温水式 メリット
安全性が高い
一度あたたまれば、温水はそんなにエネルギーをつかわず温度を維持できる。
温水式 デメリット
最初があたたまりにくい。
空気加熱式メリット
最初から全力であたたまる。
空気加熱式デメリット
温水式より電力を取る
今回のマイナーチェンジで、PTCは即暖性の高い空気加熱式に変更しました。
電力を食っているはずですが、回生ブレーキなどの手直しで電力マネジメントをしていうるようです。